CITIZEN CT-S255/CT-S257レシートプリンターを設定する
対象ユーザー

作成日:2020/04/10

更新日:2020/04/10

CITIZEN CT-S255/CT-S257 レシートプリンターを利用するための設定について説明します。

この説明では Windows から設定を行いますが、一度設定すれば iPad/Android からもご利用いただけます。

端末アカウントでログインしてください

この設定を行うには、端末アカウントでログインしている必要があります。

1 つの端末アカウントを異なる環境で、同時にログインすることはできません。

  • ユーザー(従業員)アカウント ... 同時ログイン可能
  • 端末アカウント ... 同時ログイン不可

端末アカウントを作成

他社で購入された機器はサポート対象外となりますのでご注意ください。


対応する接続方式

有線 LAN


この設定で利用できるプラットフォーム

プラットフォーム 利用可否 説明
ウェブブラウザ Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのウェブブラウザ(PWA含む)から直接周辺機器を制御することができます。
Windowsアプリ 専用アプリのNative Bridge機能を利用してOPOS対応周辺機器を制御します。
iOSアプリ 専用アプリのNative Bridge機能を利用して周辺機器を制御します。
Androidアプリ 専用アプリのNative Bridge機能を利用して周辺機器を制御します。
SPIRE Device Controller (Windows) 専用アプリを経由してOPOS対応周辺機器を制御することができます。設定方法(サポート対象外)


1. プリンターを接続する

SPIRE では有線 LAN または無線 LAN で接続された CITIZEN CT-S255/CT-S257 を直接制御することができます。

取扱説明書も参考に設置してください。

CT-S255 取扱説明書

CT-S255 オンラインマニュアル

CIITIZEN CT-S2555 Rear

機種により背面パネルの仕様が異なります。

CITIZEN CT-S255 Rear Panel

SPIRE POSとプリンターを同じネットワークに接続する必要があります

SPIRE POS を運用する端末(タブレット・PC など)からレシートプリンターに接続するには、すべての機器を同一のネットワーク内に接続する必要があります。

異なるルーターやモデム、フリー WiFi などに接続した場合、レシートプリンターへ接続できませんのでご注意ください。

ネットワーク構成

2. ネットワーク情報を出力する

以下の手順でプリンターのネットワーク情報をレシートに印刷します。

  • プリンターの電源を入れます。電源が入ってから、約 20 秒後に本ボードの動作が開始します。
  • 背面のパネルボタンを 1 回押します。

レシートが出力されるので印刷された内容のIP Address項目に現在プリンターに割り当てられている IP アドレス 192.168.*.* を確認します。

EPSON I/.F Board Information

IP Addressに何も印字されていない場合は LAN ケーブルが正しく接続されていることやルーターのセキュリティ設定をご確認ください。


3. プリンターの IP アドレスを固定する

通常、プリンターに割り当てられる IP アドレスはお使いのネットワークルーターにより LAN ケーブルを接続すると自動的に割り当てられます。

しかし、プリンターの電源を入れる度にルーターから IP アドレスの振り直しが行われるため、前回割り当てられていた IP アドレスと異なってしまうことがあります。

IP アドレスが変わってしまうと SPIRE の IP アドレス設定も変更しなくてはならないため、IP アドレスが変わらないように固定する必要があります。

以下の手順でプリンターに割り当てられる IP アドレス固定することができます。


SPIRE の設定画面を開きます。


[設定] > [周辺機器設定]


IP アドレスにプリンターの IP を入力してをクリックするとプリンターの設定画面が開きます。

Access admin page1


ブラウザのアドレスバーに直接プリンターの IP アドレスを入力して設定画面にアクセスすることもできます。

例: http://192.168.1.2

Access admin page2

設定画面が開いたらCONFIGをクリックします。

citizen static 02


ログインのためにユーザー名とパスワードを求められますので以下の通り入力してログインします。

  • ユーザー名:admin
  • パスワード:admin

citizen static 02


Use the following IP Addressを選択します。

IP Addressにレシートに印刷された IP アドレスを入力します。

Submitをクリックします。

citizen static 03

Default Gatewayの最後の一文字は1に変更します。

例えば、IP Address192.168.1.10だった場合、Default Gateway192.168.1.1に変更します。


OK をクリックします。

citizen static 04


Maintenanceタブを開きSave & Rebootをクリックします。

citizen static 09


Yesをクリックします。

citizen static 10

設定が保存されてプリンターが再起動されます。

完了するまでお待ちください。

再起動が終わると初期画面に戻ります。


4. アプリをダウンロード

SPIRE POS 専用アプリでは簡単な設定でプリンターなどの周辺機器を制御することができます。

メリット

  • 専用アプリにある Native Bridge 機能を経由することで簡単な設定で周辺機器を制御できます。
  • Windows では USB 接続された周辺機器を OPOS で制御することができます。
  • 専用アプリは自動釣銭機やマルチ決済端末の制御にも対応します。

デメリット

  • ブラウザ(PWA)からの印刷はできません。
  • ブラウザ(PWA)よりも少し起動に時間がかかります。

5. SPIRE POS のプリンター設定を行う

専用アプリを起動して SPIRE POS のプリンターの設定を行います。


[設定] > [周辺機器設定] > [レシートプリンター]


レシートプリンターを利用するを ON にしてプリンターの種類を選択します。

制御方法に「SPIRE Native Bridge」を選択します。

利用するプリンターの種類を選択します。

  • 58mm 幅のレシートを利用する場合 EPSON TM-m30/TM-m30II-H (58mm)
  • 80mm 幅のレシートを利用する場合 EPSON TM-m30/TM-m30II-H (80mm)

特に指定しない場合ドライバータイプはデフォルトを選択してください。

デバイス名はドライバータイプに「OPOS」を選択した場合のみ設定する必要があります。

http://を選択します。※https://では接続できません。

プリンターの IP アドレスを入力します。

会計時の印刷方法を選択します。通常は自動を選択します。

SPIRE Native Bridge

設定を保存してからテスト印刷を押して正常に印刷できるか確認してください。


キャッシュドロア・カスタマーディスプレイ

キャッシュドロアやカスタマーディスプレイをご利用の場合は各設定を ON してください。

CITIZEN CT-S255/CT-S257をご利用の場合、対応するカスタマーディスプレイはCITIZEN DSP01です。

CITIZEN DSP01以外のカスタマーディスプレイはご利用いただけません。

CITIZEN DSP01

SPIRE POS のカスタマーディスプレイ設定でCITIZEN DSP01を選択して保存してください。

CITIZEN DSP02

[上級者向け] ウェブブラウザからも印刷できるようにするには

ウェブブラウザ(PWA)からも利用する場合は証明書を設定へ

ウェブブラウザからもプリンターを制御するには、少し専門的な用語を含む設定が必要となります。

メリット

  • ブラウザ(PWA)からも専用アプリからも周辺機器を制御することができます。

デメリット

  • 証明書の設定が必要となるため、専門的な用語を含む設定が必要となります。
  • 証明書の有効期限が切れた場合、再度設定する必要があります。
  • ネットワーク(LAN)接続された周辺機器のみに対応します。
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